9月23日の記事
我が家に(なぜか?)お目見え、藤枝桐だんす弁当。
たんすの引出しを開けると、手の込んだお料理が。
美しいお料理もさることなから、ミニチュアたんすはホンモノである。
引出しの一段を押し込むと別の段が飛び出てしまう。つまり、引出し奥の空気の逃げ場が無いくらいにきっちりとくるい無く作られているということだ。
東日本大震災で何もかもが津波にのまれた後に、見つかったある和たんすの中に入っていたお着物は、しみひとつ付いていなかったという。たんすは少しの泥も海水さえも侵入させず、着物を守った。
そういう技術が、日本にはある。
結婚するときにたんすを、それも桐の和たんすをしつらえる人は今は少ない。第一、新最近の住宅ではクローゼットルームがあったりして、たんすそのものが無い。起こるであろう大地震に備え、たんすはあまり好まれないだろう。
いかに良いものでも変化を受け入れる必要はある。家具のまち藤枝は この技術をどのように受け継いでゆくべきか。
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『おいしーい』『きれーい』『おもしろーい』って ただ楽しめばいいのに私ったら!
小杉苑さん、ごちそうさまでした。